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部下が不平不満を言ってきたとき、あなたはどのように受け止めていますか?
2017年10月02日
人が不平不満を言ってくるときには、
その背景に「してほしいことや、してほしくないこと」があります。
直接的にお願いしたり、要望したりすることには躊躇があり、
不平不満というかたちで、暗に相手に気づかせるという方法がとられるわけです。
つまり、不平不満とは、遠回しなコミュニケーションの方法なのです。
遠回しな分、真意が伝わりづらくなり、
お互いの関係においても、建設的ではありません。
また、不平不満は、その場の雰囲気を損ねる可能性があります。
「不平不満」が聞こえたときは、相手のリクエストを聞きます。
「してほしいこと、してほしくないこと」を聞かせてほしいと伝えます。
「何かしてほしいことや、してほしくないことがあったら、ぜひ聞かせてほしい」
「何か私にできることはありますか?」
不平不満の背後にある「要求」を、
リクエストというかたちに変えてもらえば、
お互いに行動が起こしやすくなります。
コミュニケーションが複雑になるのは、
してほしいことを直接言わずに、
複雑で迂遠な方法で、それを伝えようとするからです。
コミュニケーションにおける交通整理の一つの方法は、
相手のリクエストを聞くことです。
「不平不満の裏側にある相手のリクエストを聞く」
『コーチングマネジメント』(伊藤守著)より抜粋編集
最善は、不満不満になるその前に!
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