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有意義なリフレクションをするために、効果的な問いとは?
2024年03月29日
この問いのヒントになる考え方が、「メタ認知(metacognition)」だ。
「メタ認知 」とは、自分が「知っていること」を「どのように知っているか」について「より注意深く」いることである。
ある研究によれば、「何か新しいことを学習する」とき、飛び抜けてIQスコアが高い人よりも、自分自身の「思考」を注意深くトラッキングする人の方が、「新しいことを学習する能力」が高かったという。(※5)
自分は、この考えを本当に理解しているのだろうか?
友人に、説明できるだろうか?
私のゴールは、何なのだろうか?
もっと背景についての知識や練習が必要だろうか?
このような問いを持つことで、私たちは、自分が体験したこと、経験したことから、常に新しいことを学ぶ機会を自ら創出することができるのかもしれない。
もちろん、年末やプロジェクトの終了時など節目に振り返りを行うことも、有効ではあるだろう。
しかし、もし、私たちが習慣として毎日リフレクションの時間を取り、自分や周囲の環境について、新しいことを学び続けることができたら、私たちはどのような未来を作ることができるだろうか。
※5 M.V.J. Veenman, "Giftedness: Predicting the speed of expertise acquisition by intellectual ability and metacognitive skillfulness of novices." , Meta-Cognition: A Recent Review of Research, Theory and Perspectives, 2008 Jan, 207-220.
(以上、Easterlies『リフレクションの価値を上げる』より抜粋編集)
今後、どんな問いでリフレクションしますか?
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