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世界のコーチング認知度「コーチングを受けたいですか?」
2016年09月20日
国際コーチング連盟(ICF)が2014年に実施した 「コーチング認知度」の調査レポートからの報告第二弾です。
調査対象となった18,810人に、コーチングを受けた、あるいは、コーチングを行った経験があるかどうかを質問したところ、下記のような分布になりました。
※ この調査における「コーチング」とは、ビジネスコーチング、ライフコーチングの両者を含みます。
Ⅰ. コーチングを受けた/行った経験がある
(1) コーチングについて知らない/聞いたことがない・・・41%
(2) コーチングについて知っている/聞いたことがあるが、コーチングを受けたこと/行ったことはない・・42%
(3) コーチングについて知っている/聞いたことがあり、コーチングを受けたこと/行ったことがある・・・17%
2010年の同条件による調査と比較すると、②と回答した人が7%上昇しました。この結果からコーチングの認知は広まっているということができます。
続いて、「コーチングを受けたことがない」、あるいは、「コーチングを知っているが受けたこと/行ったことがない」と回答した人たちに、「プロフェッショナルなビジネス/ライフコーチをつけたいと思うか」という質問をしました。
「知らない」と回答した人のうち19%が、また、「知っている」と回答した人の47%が、「コーチングを受けることを検討したい」と回答しました。
この結果の違いから、「コーチングを受ける」という行動を促すには、まずはコーチングについての認知度の向上が重要だと考えられます。
Ⅱ.コーチングを受けたいと思う理由
「コーチングについて知らない/聞いたことがないが、今後コーチングを受けてみたい」と回答した人にその理由を選択してもらいました(表8)
(1) 自身の強み/弱みを明確にしたい・・・47%
(2) ポテンシャルを最大限に発揮した・・・41%
(3) 事業やキャリアの成長につなげたい・・・32%
(4) コーチングが効果的というエビデンスが出ている・・・16%
(5) その他・・・4%
上記の結果より、半数以上の回答者がコーチングを通じて、自身の強みや弱みを明確にしたいと希望していることがわかります。
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