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世界のコーチング認知度「コーチの資格」
2016年09月30日
国際コーチング連盟(ICF)が2014年に実施した 「コーチング認知度」の調査レポートからの報告第三弾です。
調査対象となった18,810人に、コーチングを受けた、あるいは行ったことがあるどうかを質問しました。さらにコーチングを受けたことがあると回答した人のうち、そのコーチがコーチの資格を保持していたかどうかを質問したところ下記のような分布になりました。
※ この調査における「コーチング」とは、ビジネスコーチング、ライフコーチング両方を含みます
コーチングを受けたことのある人のうち51%の人が、自身の担当コーチが「コーチの資格を保持していた」と回答しました。20%の人が、担当コーチが「資格を保持していなかった」と回答し、29%の人が「覚えていない」あるいは「わからない」と回答しました。
担当コーチの資格の有無とクライアント自身のコーチングセッションに対する満足度の関係を調査したところ、次のような結果となりました。
コーチが資格を保持していたと回答した人のうち93%の人が、コーチングを受けたことに対する満足度を示しました。また、そのうち49%の人が、「とても満足した」と回答しました。
一方で、コーチが資格を保持していなかったと回答した人では、「とても満足した」と回答したのは29%、コーチの資格保持の有無が不明な回答者では23%でした。
コーチの資格の有無とクライアントの満足度の関係に顕著な差があることがわかります。
【参考文献】
※ International Coach Federation and PricewaterhouseCooper (2014):
2014 ICF Global Consumer Awareness Study
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