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組織にコーチングカルチャーを築く #6 テクノロジーがコーチングに与える影響の予測(ICF調査レポートより)
2017年02月03日
#6 テクノロジーがコーチングに与える影響の予測
国際コーチング連盟(ICF: International Coach Federation)の最新リサーチレポート『 Building a Coaching Culture with Managers and Leaders (マネージャー、リーダーとともにコーチングカルチャーを築く) 2016 』を数回に分けてシリーズでお届けします。
IN YOUR WORDS
今後5年間にわたってコーチングに影響を与えるであろうテクノロジー
(以下、マネージャーの回答より抜粋)
コーチングの実施に関して
「オンデマンドのバーチャルコーチングは、コーチングの取組みを進歩させる技術となるだろう」
「コーチが、クライアント(部下)のパフォーマンスを、ビデオやコメントでリアルタイムに把握できるようなコーチングアプリは、コーチングを発展させる素晴らしいテクノロジーとなるだろう。」 」
「コーチングの取組みに影響を与える技術の一つは、人工知能(AI)によるコーチングだ」
コーチングの活用に関して
「コーチングにかかる会話時間は5-10分になり、 同時に複数の人々を対象に一気に行われるようになるのではないか」
「在宅勤務など、離れた場所で仕事をしている社員に対して、遠隔でのコーチングを提供する機会の拡大は、非常に望ましいと考えている」
「遠方にいる社員に対して、電話でコーチをするのが難しいと感じているマネージャーは多いので、もっと違う手段でコーチングを提供する機会が増えるといい。現在の年次コーチング計画書は、紙で、かつ手作業で作成され、セッションについての測定基準も手動で計算されている。こうした作業をオンライン・プラットフォームで実行できるようになるといいと考えている。一方で、プロセスをオンラインにすることで、対面によるミーティングが影響を受けるかもしれないという懸念もある」
トレーニングに関して
「モバイル機器で、コーチングスキルの練習をマネージャーに促すような、簡単で短いトレーニング方法は、重要なコーチングスキルに集中し、自らの習慣とする能力の向上に役立つと思う」
「コーチしたときや、コーチされたときのことを記録するアプリは役に立つだろう。コーチングスキルを練習するために使えるアバター(自分の分身となるキャラクターのこと)も役に立つ」
コーチングのモニタリングに関して
「私たちが喉から手が出るほどほしい技術は、どんなコーチングが行われているかをより的確に把握できるように、コーチングのやりとりを記録できるような新しい人材管理システムです」
「コーチングに割かれた時間を追跡するのに役立つ、手が届きやすい価格のトレーニングポータルは、我々のコーチングの取組みに影響を与えると思う」
【翻訳】 Hello, Coaching! 編集部
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