Global Coaching Watch

Global Coaching Watch では、海外コーチのブログ記事の翻訳を中心に、世界のコーチング業界のトレンドやトピックスをお届けします。


組織にコーチングカルチャーを築く #9 コーチングの同意を交わす(ICF調査レポートより)

組織にコーチングカルチャーを築く #9 コーチングの同意を交わす(ICF調査レポートより)
メールで送る リンクをコピー
コピーしました コピーに失敗しました

国際コーチング連盟(ICF: International Coach Federation)の最新リサーチレポート『 Building a Coaching Culture with Managers and Leaders (マネージャー、リーダーとともにコーチングカルチャーを築く) 2016 』を数回に分けてシリーズでお届けします。


#9 コーチングの同意を交わす

コーチングの同意は、すべてのステークホルダーが「コーチング・リレーションシップ」(コーチとクライアントという関係性)の基盤を築くことができるようにする、という点において役に立つ。こうした同意は、コーチングのプロセスと、コーチングにおける関係を明確にし、お互いに期待することの輪郭を描き、コーチする、または、コーチされる上でのアカウンタビリティ・メカニズム(責任の仕組み)として機能する。

おそらく、組織におけるコーチング型マネージャーおよびリーダーは、コーチングスキルをすべて日々の会話のなかに取り入れようと努めているだろう。この調査に参加した人の多く(42%)が、「コーチングの同意」をおおむね必要ないと考えているのは、おそらくそのためだ。

しかし、いささか意外だったのは、3分の1以上(37%)の回答者が、自分たちの組織の社内コーチも「コーチングの同意」を使っていないと答えていることだ。これは、多くの熟練したプロのコーチが通常実践していることとは一致しておらず、だからこそ、ICFのような国際基準を設定する機関にとって重要な教育の機会であることを意味している。

想定される「同意」のタイプの中で、回答者は、「コーチング型マネージャーおよびリーダー」(34%)と「社内コーチ」(32%)の両方が、「口頭によるコーチングの同意」が最も多くみられるタイプであることを指摘している。「書面によるコーチングの同意」は、使用頻度が最も低い。

【翻訳】 Hello, Coaching! 編集部

【原文】
Building a Coaching Culture with Managers and Leaders (2016); International Coach Federation in partnership with Human Capital Institute

本記事の著作権は、本記事提供者(原著作者)に帰属します。当社は、International Coach Federationを通じて原著作者より翻訳および当サイトへの掲載につき許諾を得ています。本記事(翻訳であるかないかにかかわらず)の複製、改変、転写、転載、改ざん、二次利用、部分利用等を無断で行うことは著作権法に違反する場合がありますので、必ず原著作者に問い合わせの上、適切に許諾を取得してください。


この記事を周りの方へシェアしませんか?

この記事はあなたにとって役に立ちましたか?
ぜひ読んだ感想を教えてください。

投票結果をみる

※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。

国際コーチング連盟(ICF)

コーチング・プログラム説明会 詳細・お申し込みはこちら
メールマガジン

関連記事