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ICF調査レポート:チェンジ・マネジメントに向けてコーチング文化を築く エグゼクティブ・サマリー

【原文】Building a Coaching Culture for Change Management
ICF調査レポート:チェンジ・マネジメントに向けてコーチング文化を築く エグゼクティブ・サマリー
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国際コーチ連盟(ICF: International Coach Federation)の最新調査レポート『Building a Coaching Culture for Change Management(チェンジ・マネジメントに向けてコーチング文化を築く) 』のエグゼクティブ・サマリーをご紹介します。


エグゼクティブ・サマリー

「一般的なチェンジ・マネジメントアプローチは、戦術、ロジスティクス、指標を中心としている。私たちのアプローチが他と異なるのは、あらゆる変革において最初から最後まで人間を第一に考える必要性を強調している点である。」

レイチェル・イノックス(Rachel Enochs)、PHR(Professional in Human Resources)大学病院内 組織開発&学習担当マネージャー

人はそれぞれ、自分自身の変化に関してさまざまな経験をもっている。しかし、それが組織レベルの話になると、人事担当者やチェンジ・マネジメント担当者が変革を継続させようとしてもうまくいかないことが多い。

大規模なチェンジ・マネジメント計画(合併買収、世界進出、人員削減など)でも、チームレベルの変革(新技術の導入、チームリーダーの交代など)でも、変革に対する従業員の理解と反応はさまざまに異なる。それは、想定していること、期待、視点が一人ひとり異なるためである。自分が変革の担い手ではなく、外部から押し付けられるものである場合、人は変革に抵抗を感じる。

コーチングは従業員の潜在能力を開発し、行動を変化させ、ビジネスの成功を推進する効果的な手段である。そのため、コーチングは個人、チーム、組織にとって、変革に対する抵抗意識を探索したり、コミュニケーションを強化したり、回復力を向上させるうえで役立つものであると言える。

Human Capital Institute(HCI)と国際コーチ連盟(ICF)は、5年連続で組織におけるコーチング文化に関する研究を共同で実施した。今年の研究では、チェンジ・マネジメントとその計画におけるコーチングの役割に焦点を当てている。研究は、432名を対象に行われ、その中には人事、学習・能力開発、および人材育成の専門家、社内コーチ、マネージャー、個人の協力者が含まれる。この研究結果のサマリーを以下に紹介する。

高業績組織はチェンジ・マネジメント能力が比較的高い。

  • 高業績組織はチェンジ・マネジメント計画で期待以上の成果を上げる可能性が高い。
  • 4分の1以下の回答者が従業員の変革力に自信を持っている。ただし、高業績組織のほうが自信の度合いが全体的に高い。

コーチングはチェンジ・マネジメント能力を開発するのに最も役立つ方法である。

  • チェンジ・マネジメントのための活動として最も多く挙げられたのは、「集合トレーニング」「eラーニング」「上級管理者との面談」であった。ただし、チェンジ・マネジメント計画の目標達成に最も役立ったのは、コーチング活動(1対1のコーチング、プロのコーチによるチームコーチングやグループコーチング)であったと評価されている。
  • チェンジ・マネジメントのためにコーチング活動を利用する理由として最も多く挙げられたのは、「個人のリーダーシップスタイル、強み、ブラインド・スポットへの対応」「変化に対する抵抗の克服」「回復力と変革への準備体制の構築」「プロセスとツールの発見」であった。
  • 従業員が俊敏に対応する文化を形成するためにコーチングを利用していることは、従業員の変革の計画力と実行力に対する自信の大きさと相関関係がある。

強いコーチング文化を持つ組織は、より優れた人材を擁し、より良いビジネス成果を上げている可能性が高い。

  • 15%の回答者が自分たち組織には強いコーチング文化があると回答した。
  • 強いコーチング文化を持つ組織のうち、約5分の3(61%)が高業績組織に分類される。
  • 強いコーチング文化は、大規模な戦略的変革の成功など、高業績組織であることを示すほとんどの指標と相関関係がある。

【著者】Jenna Filipkowski, PhD, Mark Ruth, Abby Heverin
【翻訳】Hello, Coaching! 編集部
【原文】Building a Coaching Culture for Change Management in partnership with the Human Capital Institute, September 26, 2018

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