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現実的な目標設定は幸福度の向上につながる

【原文】Setting Realistic Goals Can Improve Well-being
現実的な目標設定は幸福度の向上につながる
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効果的な目標の設定は、コーチングの重要な要素である。また、目標設定は私たちの幸福度全般にも影響を与える。

目標の意味づけと達成の可能性は人生にどう影響するのか

バーゼル大学の研究によると、現実的な目標を設定している人は、人生の満足度が高いという。また、比較的影響度は低いものの、目標が私たちにとってどういう意味があるのかということも、幸福度に影響する要因であることがわかった。

バーゼル大学の心理学者グループは、成人の人生に目標がどう組み込まれているかに関心を持った。そこで、スイスのドイツ語圏に住む973人(18~92歳)を対象に調査を実施し、そのデータを分析した。参加者の半数以上は、2年後と4年後に再調査を受けた。参加者には、下記にあげる10分野における人生目標の重要性と達成の可能性を4段階で評価してもらった。

  • コミュニティ
  • 名声
  • 家族
  • 健康
  • イメージ
  • 個人の成長
  • 若い世代に対する責任/ケア
  • 社会的関係
  • 財産
  • 仕事

明確な目標を達成すると人生の満足度が向上する

自分の目標を達成できると考えていた参加者は、数年後の再調査で、認知面でも感情面でも満足していると回答した。つまり、目標についてコントロールできており、達成可能であると感じていると、最も満足を感じるということが示された。興味深いのは、参加者は自分が人生の目標を明確に持った分野での満足度が特に高いということだ。たとえば、健康に関する目標を設定し、これを達成した人は、自分の健康に対する満足度が特に高かった。

目標の重要性そのものは、研究者が予想していたほど高くはないという結果だったが、満足度、目標の種類、ライフステージの間には相関関係が認められた。たとえば、若い参加者ほど、個人の成長、地位、仕事、社会的関係に関する目標が重要であると答えた。また、高齢になるほど、社会的な関わりや健康が重要であると答えた。

研究からわかったのは、参加者の年齢は目標とその後の幸福との関係におそらく影響しないということである。

研究結果は『European Journal of Personality』誌に掲載されている。

筆者について

リサ・カニンガム(Lisa Cunningham)氏は、国際コーチ連盟(ICF: International Coach Federation)のソーシャルメディア・スペシャリストであり、ソーシャルメディアに関するライター、コンサルタントである。米国ペンシルバニア州ピッツバーグのチャタム大学(Chatham University)にて、ウェブコンテンツ開発に特化したプロフェッショナル・ライティングにおける修士号取得。

【翻訳】Hello, Coaching! 編集部
【原文】Setting Realistic Goals Can Improve Well-being(2019年4月18日にICFCOACHING WORLDに掲載された記事の翻訳。ICFの許可を得て翻訳・掲載しています。)


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