チーム・組織にコーチングを活かす

コーチングは基本的に「1対1」で行うもの。それがチームの活性化や組織開発にどのように機能・作用するの!?そんなお声にお応えすべく、「チームとコーチング」「組織とコーチング」について扱う記事をまとめました。


組織に「対話」を起こす(2)「お互いの違い」を顕在化させ「新たな洞察」を手にする

組織に「対話」を起こす(2)「お互いの違い」を顕在化させ「新たな洞察」を手にする
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チームや組織に影響を及ぼす「対話」とは、具体的にどのようなものでしょうか。書籍『新 コーチングが人を活かす』から、その視点と事例をご紹介します。

組織、チームの中には、いろいろな種類のコミュニケーションが存在しています。

どちらが正しいのか間違っているのかを明らかにしようとする "ディベートのようなコミュニケーション"。

おたがいの共通項を見つけ、安心感を醸成することを主目的とする、いわゆる "会話的コミュニケーション"。

そして "情報共有" 。SNSなどのデジタルツールを使ったコミュニケーションは、多くの場合、情報共有が目的となっています。

さて、対話とは、ディベートでも会話でもありません。その中で情報共有はされるでしょうが、主目的ではありません。対話は、 "おたがいの違い" を顕在化させていきながら "物事に対する新たな洞察"を手にすることを目指します。

自分はAという物事をこう見ていたが、相手はそう見ているのか。であれば、Aはああいうふうにも見れるな、というようにです。少し抽象的ですが、対話らしい対話を交わしているときは、このような認識が起きます。 そして "目の前の人と話すことによって、世界が新しく見える" という、なんともいえない喜び、驚き、醍醐味を味わうことができます。

コーチは、相手に問いかけ、共に探索し、相手さえもクリアに言語化していなかった見方を顕在化させる存在です。違いを恐れず、違いを愛し、違いの中に入っていきます。だから、コーチは対話の誘発者であり、対話のエージェントであるといえます。

あなたのチームには、どんなコミュニケーションが多いでしょうか?
それはあなたが望んでいるコミュニケーションでしょうか?

〜『新 コーチングが人を活かす』Skill62より抜粋編集


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