部下などに対するコーチングの実践やセルフコーチングに使えるさまざまなツールを紹介するコーナーです。ツールをうまく使いこなして、コーチングをレベルアップさせましょう。
目指せ! タイムマネジメント革命(1) 自分の「時間の使い方」に課題を感じるとき、まず試すことは?
2019年03月14日
あなたのタイムマネジメント、具体的には何が問題ですか?
「ああ! いそがしい... 時間の使い方をなんとかしなくちゃ!」
そんなときには、流行りの本でも手にとって、新しいタイムマネジメントスキルを試したくなるもの。でも、ちょっと待ってください。この質問に、あなたは明確に答えられますか?
「あなたのタイムマネジメント、具体的には何が問題ですか?」
(1) | 自分の「時間の使い方」に課題を感じるとき、まず試すことは? |
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(2) | ゴール別に「エネルギーマネジメント」をする |
(3) | 変化を起こすための10の視点と10の習慣 |
まず知るべきは「タイムマネジメントスキル」より「現状の自分」
時間管理がうまくいっていないと感じると、漠然と「タイムマネジメントが問題だ。なんとかしよう」と一足飛びに解決策を求めがちになります。しかし、そもそもあなたにとっての「タイムマネジメント」とは何をすることなのでしょうか。
課題を解決するには、冷静に「事実」を観察して、「原因」と「必要な対策」を特定する必要があります。
原因がわからないと、足首を捻挫したのにに腕に湿布を貼ったり、熱もないのに解熱剤を飲んだりするようなもの。効き目がないどころか、かえって状況を悪化させたり、徒労感につながることになりかねません。
そこでオススメなのがこちらです。
アクティビティトラッカー(Test.jp 内「コーチヴィル」より)
使い方は簡単。15分ごとに、実際に自分が実際に取り組んだ活動を書き留めていくだけです。中断があった場合は、「どんな中断か」を書き残します。そして一日の終わりに、それぞれの活動について次の視点で振り返ります。
- その活動の意義や位置付けの分類(緊急か/重要か Want to(したいこと)か/Have to(すべきこと)か など)
- 気づいたこと(時間泥棒、ムダ・ムリ・ムラ、時間の使い方のくせや傾向など)
同じような表をPCで作って記録してもいいでしょう。大事なのは「その活動の意義や位置づけ」を振り返ること。問題点や自分の傾向がはっきりすると、どんな手を打てばよいかが見えてきます。
「理想」と「現実」のはざまにヒントあり!
次に紹介するこちらは、ちょっと面白い取り組みです。シンプルなツールながら、なかなかの発見をもたらしてくれます。
タイムマネジメント・スケジュール表(Test.jp 内「コーチヴィル」より)
使い方は、まず、こちらの表を「2枚」用意。
1枚目には、現在の自分の時間の使い方を書きます。このとき、食事の時間や趣味の時間など何気なく過ごしている時間なども書き込むといいでしょう。
次に2枚目に、最高の一週間の過ごし方を書きます。ぜひ次の点に注目しながら、最高の一週間を計画してみましょう。
- まず、「Want to(したいこと)」から入れていきましょう。
- 「Have to(すべきこと)」は一つひとつ、本当にその必要があるか確認しましょう
- 「うまく時間を使い方」にとどまらず、「ワクワクする時間の使い方」を!
そして、2枚を並べ、見比べます。
さて、あなたの「現実」と「理想」にはどのくらい隔たりがありますか?
その「ギャップ」を埋めるにはどんな変化が必要でしょうか?
おそらくたくさんのヒントに気づくはずです。
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