部下などに対するコーチングの実践やセルフコーチングに使えるさまざまなツールを紹介するコーナーです。ツールをうまく使いこなして、コーチングをレベルアップさせましょう。
「自己認識」向上シリーズ(17)〜意見の不一致への対応力
2021年07月29日
近年、リーダーに不可欠な能力として注目されている「自己認識力」の向上をテーマに、役立つツールを毎回テーマ別にご紹介。
今回のテーマは、「意見の不一致への対応力」です。
誰かと意見が違うときやチーム内で意見が分かれたとき、あなたはどのように感じ、どのように行動することが多いでしょうか?
意見の違いや不一致は、やはりある種の緊張を生みます。
その一方で、それはイノベーションや信頼関係構築の「チャンス」でもあります。
さて、あなたの現状の「意見の不一致への対応力」は?
伸ばすとしたら、特に、どんな点を伸ばしたいでしょうか?
今回は、そうした「意見の不一致への対応力」に気づき、伸ばすためのツールをご紹介します。
意見が衝突!そのときあなたは?
誰かと意見が衝突したとき、あなたはどのような対応をしたり、あり方でいるでしょうか?
どのように対処するかは、相手とのその後の関係に大きく影響するためとても重要です。ところが、そういうときほど、ついイラッとしたり、弱気になったりして、冷静に自分を振り返っていない場合も少なくありません。
そこで、試していただきたいのが、こちら
このテストは、全10問の質問で、あなたが、どのように衝突や意見の不一致に対処しているかを明らかにし、回答に応じて、不一致への対応能力をポイント化。それに応じて、3段階で、あなたの現状と課題が示されます。
場合によっては、衝突しやすい相手とともに取り組み、互いにどのように改善できるか、話し合ってみるのもよいでしょう。
重要なのは、質問に答えるなかで「認識する」ということです。それぞれの質問について、具体的なシーンを思い浮かべてみることで、回答結果を待つまでもなく、自分がどのようなチューニングをすべきか、方向性がみえてくることもあります。
「読み物」も視点を得るためのツール
さて、現状や課題が認識できたら、次に欲しいのは変化のための情報・視点・選択肢ではないでしょうか。
そこで、今回、ご紹介するのが、いくつかの関連する「読み物」です。実は、こうした「読み物」を、コーチは必要に応じて共有し、活用します。(もちろん、アドバイスやティーチングではなく、あくまでも視点・選択肢のひとつとしてのスタンスです。)
以下の中から、気になるものをお読みになり、もし、あなたのケース、あなたの「今」に役立つものがあれば、お役立てください。
▼しなやかな強い組織では何が起きているのか?
▼『ちょっとしたコンフリクト』の力
▼「やっかいな問題」を乗り越える4つのこと
▼「コンフリクト」を避ける自分とのコンフリクト
いかがでしたか?
まずはぜひ自分について活用してみてください。
そして次に1on1ミーティングなどで、次のリーダー候補やマネジメントに関わる部下とも活用してみてください。
この記事を周りの方へシェアしませんか?
※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。