コーチングツール活用講座

部下などに対するコーチングの実践やセルフコーチングに使えるさまざまなツールを紹介するコーナーです。ツールをうまく使いこなして、コーチングをレベルアップさせましょう。


「1on1」に使えるチェックテスト(3) 「セルフコントロール力」に課題を感じたら

「1on1」に使えるチェックテスト(3) 「セルフコントロール力」に課題を感じたら
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上司にとっては、対話の話題づくりに。
部下にとっては、自分を様々な視点で見つめ直す機会に。

そんなきっかけづくりに役立つオンラインチェックテストを、毎回違った切り口で2つずつ紹介していきます。

(1) 部下が仕事を抱え込んでいると感じたら
(2) 次のステップを目指すリーダー候補の部下と扱うテスト
(3) 「セルフコントロール力」に課題を感じたら
(4) 部下と今後のキャリアステップを共に考える
(5) フィードバックを自然にもらう
(6) 変化の時代を生き抜く力

今回の切り口は、
「セルフコントロール力」です。

部下の「セルフコントロール力」に課題を感じたら

テレワークも増える昨今。

上司はメンバーが見えないからこそ気になり、部下もいつもとは違う状況に戸惑っていることもあるのではないでしょうか。

そこで重要になってくるのが、各自の「セルフコントロール力」。

部下と1on1で話す限られた時間を、“チェック”や“問題解決”に費やすのではなく、“効果的な対話”にするためにも、こんなテストで部下のセルフコントロール力アップをサポートしてみては?

さて、テストを紹介する前に、今回、改めて、実施の注意点をまずお伝えします。

それは、「セットアップしてからテストを紹介する」こと。

今回ご紹介するチェックテストは「セルフコントロール」をテーマにしているだけに、いきなりポンと渡されると、受け取る方は「あれ?上司からセルフコントロールできていないって思われている?」と疑心暗鬼になることもあるかもしれません。

たとえば、「自分もやってみて学びやヒントになったから」と自身の体験談とともに共有したり、「チームの今月のスキルアップ課題」としてみんなで取り組むなど、セットアップを事前にすることで効果的にこれらのテストを活用することができます。

では、2つのテストをご紹介します。

今、最も必要なタイムマネジメントスキルとは?

タイムマネジメントスキルチェック

Test.jp タイムマネジメントスキルチェック(無料)

このテストで判定するのは、「タイムマネジメント」のレベルと次の5つの項目についての現状です。

  • 優先順位
  • コミュニケーション能力
  • 仕事の環境
  • あなたの生活環境
  • リスクマネジメント

「1日のうちで自分のヴァリュータイム(最も効率が上がる時間)を知っている」

「スケジュールは余裕を見込んで立てている」

などの51のポイントについて、自分に当てはまるものをチェックをすると、診断結果とコメントが表示されます。

こうした結果について検討するときには、どうしても点数が低いもの、できていないところに目が向きがちですが、ぜひできているところ、得意なところも確認・承認(アクノレッジ)してみましょう。その上で、たとえば次のように問いかけます。

「今後、5つの項目のどれを向上させたいか?」

「今、取り組んでいる仕事や状況をさらにうまくいかせるには、どんなスキルアップが必要だと思うか?」

「タイムマネジメントにおいて、今、最も重要なテーマは?」

ポイントは、すべてのスキルを上げることではなく、“今”必要なスキルを特定し、スキルアップすることです。

ぜひ、相手が手にしたい状態や課題に感じている現状などにも耳を傾け、共に必要なスキルアップを探求してみてください。


自分では気づきにくい「今の状態」に目を向ける

疲労度チェック

Test.jp 疲労度チェック(無料)

同僚から「疲れてない?」と気遣われたり、「顔が疲れてるよ」とフィードバックされてはじめて自分の疲労に気づくこと、ありませんか?

案外自分では気づきにくいのが、自分の疲れ具合です。

そこで役立つのがこちらのテスト。

「最近エネルギーがないように感じる」
「ちょっとしたトラブルや、他人のやることに、すぐイライラしてしまう」

などの15項目に5段階で答えると、現状の疲労度とそれに応じた短いヒントを知ることができます。

このテストで重要なのは、「回答する」というそのプロセス自体が、自分自身の状態に目を向ける機会となることです。

できれば、週に一度などの頻度で定期的に自己チェックをしていけば、ふだんから自分の状態にアンテナが向きやすくなります。

結果を受けて取り組むべき2つのこと

そして、結果を受けての具体的な取り組みとしては、大きく分けて2つ。

  • ひとつは、示される結果をきっかけに、現状を俯瞰しながら、思い当たること、改善したいことを話し合うこと。
  • もうひとつは、15の質問項目を振り返り、その項目から、改善策やヒントをピックアップすることです。

いずれも示される結果や項目のみにこだわる必要はありません。

このテストと対話をきっかけに、もし新たな視点が出てきたら、それについてもぜひ話し合ったり、オリジナル項目として加えてみてください。

いかがでしたか?

今回ご紹介したテストが、対話と、成長・飛躍のきっかけとなりますように。

ここがポイント!

自分一人でなら気軽に楽しめる「チェックテスト」も、上司と一緒に扱う、上司に結果を見せるとなると、ちょっと構えてしまうこともあるかもしれません。そこにあるのは、「評価される」という感覚や、「ダメなやつとは思われたくない」、反対に「自惚れていると思われたくない」といった気持ちでしょう。

ですから、セットアップがとても重要です。

  • 問題点の洗い出しや反省の材料ではないこと
  • 成長やより良い変化へのヒントや強みを発見するためのもの

であることを共有し、気軽に楽しんで取り組めるようにテストを紹介する必要があります。

扱い方は、事前にホームワークでしてもらうのもあり。1on1ミーティングで一緒に取り組むのもありです。

また、上司であるあなた自身も取り組み、その結果や感想を部下と共有するのもセットアップや話しやすい関係構築に効果的です。

ただその場合、話しすぎにくれぐれもご注意を! 1on1はあくまでも「相手のための時間」なのですから。


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