部下などに対するコーチングの実践やセルフコーチングに使えるさまざまなツールを紹介するコーナーです。ツールをうまく使いこなして、コーチングをレベルアップさせましょう。
「1on1」に使えるチェックテスト(7)アスリートに学ぶ「勝負力」
2020年10月15日
上司にとっては、対話の話題づくりに。
部下にとっては、自分を様々な視点で見つめ直す機会に。
そんなきっかけづくりに役立つオンラインチェックテストを、毎回違った切り口で2つずつ紹介していきます。
今回の切り口は、
スポーツ界に学ぶ「勝負力」と「挑戦力」です。
アスリートの視点を学ぶ
今回ご紹介するチェックテストを監修したのは、元サッカー日本代表選手 三浦泰年氏、そして早稲田大学ラグビー蹴球部の元監督 中竹竜二氏。
勝負と結果にシビアなスポーツ界で、活躍し、実績を出したきたお二人の視点がつまったチェックテストを通して、ビジネス界にも活用できる「勝負力」と「挑戦力」を確認してみませんか?
「いつもと少し違うこと」は刺激となり、視点の変化に役立ちます。
また、違う分野からのヒントは、お説教臭くならず、客観的な棚卸しや柔軟な学びに役立つという側面も魅力です。
今こそ飛躍して欲しい部下へのエールとして、また、スポーツ好きも部下との話題づくりとして、ぜひ1on1や対話のきっかけにご活用ください。
今、どのくらい本気で「勝負」していますか?
「高い目標、そして逆境や苦境を前に、勝負し続けるために必要なこととは?」
この問いに対して、今、あなたの頭の中にはどんなことが浮かんでいるでしょうか。
まず1つ目にご紹介したいのは、この問いへのいわば一つの提言ともなりうるこちらのチェックテストです。
元サッカー日本代表 三浦泰年氏監修「勝利に対する逃げない度テスト」
Test.jp 元サッカー日本代表 三浦泰年氏監修「勝利に対する逃げない度テスト」(無料)
このテスト監修した三浦泰年氏は、Jリーグの看板選手として4チームを渡り歩き、サッカー日本代表選手としてはあの「ドーハの悲劇」を経験。現在も指導者や解説者として日本サッカーに貢献し続ける三浦氏がその経験から導きだした勝利のための行動指針です。
たとえば、
- 自分で決めたことは最後まで絶対やり通す
- その仕事のプロフェッショナルとして、「成果を上げないと意味がない」と考えながら仕事をしている
といった10項目に答えることで、「勝利に対する逃げない度」を50満点で診断することができます。
数々の逆境や苦境にも常に逃げずに立ち向かい、どんな状況におかれても、リーダーシップを発揮し続けてきたアスリートが導き出したこちらのチェックテストとともに、「勝利」を目指し続ける強さについて考える機会をぜひ。
今、どのくらい「挑戦」できていますか?
私たちの生活は、変化やトラブルの連続。
だからこそぜひ身につけたいのが、逆境を乗り越え、目標に向かい続けるための「挑戦力」です。
大学ラグビー界の名門、早稲田大学ラグビー蹴球部の元監督 中竹竜二氏が監修した「中竹流挑戦力」チェックテストで、あなたの中にすでにある挑戦力を再発見するとともに、新たな挑戦力のヒントをぜひ手に入れてみませんか。
早稲田大学ラグビー蹴球部元監督 中竹竜二氏監修「逆境に負けない!竹中流挑戦力テスト」
Test.jp 早稲田大学ラグビー蹴球部元監督 中竹竜二氏監修「逆境に負けない!竹中流挑戦力テスト」(無料)
中竹氏の経験から導き出された10の項目に答えることで、「中竹流挑戦力」を50満点で診断することができるこちらのテスト。
たとえば、
- ポジションや立場に関係なく、チームや組織の勝敗には常に責任を持っている
- どうせなら、「世界クラス」ではなく「世界一」を目指す
といった一つひとつの項目の力強いメッセージに、ちょっと背中を押され、視座がぐっと上がるような感覚も味わえるチェックテストです。
項目に答えるそのプロセスを通して、
「ふだんの自分はどのくらい挑戦できているだろう?」
「今の自分にはさらに何が必要だろう?」
と、具体的に自分を振り返る機会をぜひ。
いかがでしたか?
今回ご紹介したテストが、対話と、成長・飛躍のきっかけとなりますように。
ここがポイント!
自分一人でなら気軽に楽しめる「チェックテスト」も、上司と一緒に扱う、上司に結果を見せるとなると、ちょっと構えてしまうことも。そこにあるのは、「評価される」という感覚や、「ダメなやつとは思われたくない」、反対に「自惚れていると思われたくない」といった気持ち。
ですから、セットアップがとても重要です。
- 問題点の洗い出しや反省の材料ではないこと
- 成長やより良い変化へのヒントや強みを発見するためのもの
であることを共有し、気軽に楽しんで取り組めるようにテストを紹介する必要があります。
扱い方は、事前にホームワークでしてもらうのもあり。
1on1ミーティングで一緒に取り組むのもありです。
また、上司であるあなた自身も取り組み、その結果や感想を部下と共有するのもセットアップや話しやすい関係構築に効果的です。
ただその場合、話すぎにくれぐれもご注意を! 1on1はあくまでも「相手のための時間」なのですから。
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