Coach's VIEW

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リーダーシップ

組織によっては、リーダーが不在でも十分まわっているところがあります。
一方リーダーはいるのですが、
組織のメンバーが誰もリーダーとして認めていない場合や
リーダーシップがはっきりされていないというケースもあります。

リーダーの資質がどのようなものであるかについては、
たくさんの本が出版されていますから、
特に目新しいアイディアがあるわけではありませんが、
私自身がコーチを受けている過程で、
気がついたことや、学んだことがあります。

そのうちのひとつは、
リーダーは部下と接するときに、
知らず知らずのうちに、好き/嫌い、できる/できないなど、
簡単に二極化して評価してしまう傾向があるという点。

リーダーは、それ以外の視点を持たないと、
部下の能力を正しく評価し、
その能力を引き出すことができないということ。

また、部下に対して、「やるか/やらないか」に代表される二者択一を
つい迫ってしまう傾向があること。

二者択一は選択ではなく、むしろ脅迫の部類に入ります。
本来、部下との間では、三つ以上の選択肢を見つけ出し、
部下がそれを選べるようにするのが、リーダーの仕事なのです。
しかし、気がつくと、部下に二者択一を迫ってしまっている場合が多々あります。

「部下の能力を引き出す」
具体的には、部下が今の状況に対して、
三つ以上の選択肢を用意し
その中から選べるように援助することにあります。

それができないときは、
リーダー自身のリーダーシップの選択肢が狭く、
パターン化しているのだと思います。

数年に渡るコーチングを通して、
「リーダーシップ」について、数多く話す機会がありましたが、
振り返ってみると、「リーダーとは何をするのか」
「リーダーシップとは何か」
これらについて、考える時間が大幅に増えました。

おそらくリーダーの条件の一つには、
「リーダーシップとは何か」、
それを四六時中考えていることにあるのではないかと思います。

また、コーチングの過程で、3年後、5年後のビジョン、
生きたミッションステートメントを創る、
現状の棚卸、現実と直面すること、
自分の価値観をハッキリさせること、
自分の価値観、ビジョン、目標、
これらのアラインメント(統一、統合性)をもたせること、
アクションプランを創る、行動の振り返り、目標の修正、
これらについてのコーチング・セッションや宿題を通して、
実際に着手し、完成させる過程で、
リーダーシップについても少しずつ学ぶことができたように思います。

今思うことは、
こうしてリーダーシップについて考えるようになって、
やはり正しいリーダー像や、
一般論で語ることができるようなリーダーシップというものがあるわけではなく、
自分に合ったリーダー像とリーダーシップがあるのだということ。

コーチングは、現実的なリーダーの育成と、
リーダーシップを創りだす過程に不可欠だと改めて思います。

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