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コミュニケーションする気を起こさせる

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多くのマネージャーは、自分の考えていることや会社の方針をいかにうまく部下に伝えることができるか、または、彼らをどうしたら説得できるかに腐心しています。

しかし、組織内のコミュニケーションは、部下にコミュニケーションする気を起こさせるところからスタートします。

マネージャーを経験したことのある人なら誰でも思い当たると思いますが、チームにおける一番の問題は、部下が黙ってしまうことにあります。

会議の席上や普段の会話でも、気がつくと話しているのはいつも限られた者であり、それ以外の部下は、黙っていることが多いものです。賛成なのか反対なのか、それすらも意思表示がありません。

彼らはいくつかの理由があって、自分から発言しなくなりました。

ひとつは、話す内容を整理したり、言葉を選んでいるうちにタイミングを逸してしまう。もうひとつは、発言することそのものを止めてしまっているケース。

最初から話すことをやめているケースと、条件によって話さないケースが見られます。いずれにしても彼らは、黙っていながらも、頭では話したほうがいいと思っています。しかし、頭でわかっていても、言葉が出ない。身体がついていかないのです。

そういうときに、「はっきり言わないとわからない」とか「コミュニケーションをとらないと」などと言って部下を詰めても始まりません。

今、チームにとっては、部下が自分からコミュニケーションしようとする気にさせることが求められています。それはすなわち、チームの活性化、チームの行動力に直結するからです。

では、どうしたら部下は自分からコミュニケーションをしようという気になるのでしょうか?

彼らが自分から口を開き、提案や要望、質問を始める。そのためにはどんな環境を用意することができるのでしょうか?

このことについて、ぜひ考えてみてください。または、このことをテーマにチームのメンバーと話してみてください。

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