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優秀なコーチとは

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先週行われたゴルフの全英オープンでタイガー・ウッズは9位に終わりました。

タイガー・ウッズはこれで2002年の全米オープンに勝って以来、9大会連続でメジャートーナメントの優勝から見はなされています。

タイガー・ウッズは1997年のマスターズ優勝以来、メジャータイトルを8回もとるなど、ゴルフ界の数々の記録を塗り替えてきました。まさにゴルフの天才です。

そのタイガー・ウッズをコーチとして支えたのが、ブッチ・ハーモンでした。

タイガー・ウッズが2000年から2001年にかけてメジャー4連勝をしたときに、たまたまブッチ・ハーモンがテレビのインタビューに答えているのを見かけました。

「いまや、世界一の技術を持っっているタイガー・ウッズに対して、これ以上コーチをすることなんてあるのですか?」というインタビュアーの質問に対して、「私はタイガーにゴルフをティーチングしているのではない、コーチング、つまりタイガーの力を引き出しているのだ」という意味のことを言っていたのを良く覚えています。

ブッチ・ハーモンは1997年から2002年にかけてタイガー・ウッズのコーチをしていました。そして、この6年の間にタイガー・ウッズは8回のメジャータイトルを取っています。

しかし、タイガー・ウッズは2002年の夏、どのような事情があったかは定かではありませんが、突然、ブッチ・ハーモンを解雇してしまいました。つまり、それ以来、タイガー・ウッズはメジャータイトルから遠ざかっていることになるのです。

今や、コーチをつけていないプロゴルファーはいないでしょう。おそらくタイガー・ウッズも別のコーチをつけているのだと思います。しかし、コーチはただつければいいのではなく、優秀なコーチをつけることが大切なのです。スポーツでもビジネスでも、優秀なコーチとは、結果を出すコーチです。

全英オープンの直前に行われた全米オープンでも、タイガー・ウッズはショットが安定せずに早々と優勝争いから姿を消しました。

ヨーロッパ向けのテレビ中継で解説を勤めていたブッチ・ハーモンは、タイガー・ウッズのスイングについて、「何を考えてスイングをしているのかわからない」などとかなりの酷評をしたようです。

それを伝え聞いたタイガー・ウッズは、「友達なら直接言うべきだ」と反論してギクシャクしているというようなことが報道されました。

しかし、全英オープンで再会した二人は、お互いに和解し、もしかしたらタイガー・ウッズは今後ブッチ・ハーモンのコーチを再び受けるかもしれないという噂が流れています。

全盛期のタイガー・ウッズは、あまりに強すぎて好きではありませんでした。しかし、この調子でスイングが乱れっぱなしでは面白くない。またあのスーパーショットが見てみたい。ぶっちぎりの優勝を見てみたい。

ぜひ、ブッチ・ハーモンのコーチ復活を実現してほしいと思っています。

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