Coach's VIEW

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電話で海外留学

1997年に、コーチ・トゥエンティワンが
最初のコーチ・トレーニング・プログラム(CTP)を開始したときに、
画期的だったのは、「ブリッジ(電話会議システム)」の存在でした。
CTPはブリッジを使って行われます。

最初にアメリカとライセンス契約を結んだとき、
ひとりのコーチが来日したのですが、その際に、私たちスタッフ3人で
その人を取り囲むようにして聞いた最初の質問が、
「いったいブリッジって何?」でした。

ブリッジを使うのは簡単で、普通の電話と同じように、
ある電話番号に電話するだけ。
しかし、普通と違うのは、そこに電話すると、
大勢の人(2人から100人まで)が同時に話せるということです。

アメリカでコーチングを教えているスクールのウェブサイトを見ると、
「ブリッジを使ってやります」と表記しているところが多く、驚かされます。

コーチ向けのポータルサイトコーチヴィルの創設者であった
トマス・レナードは、このシステム利用に
最大限の創造性を発揮していました。
電話会議のスクールを開設したり、
ただひたすら、30分のコーチングのセッションをたくさん聞かせたり
(数十人の参加者はそれを聞いているだけ)、
ラジオのようにトップコーチにインタビューを行って
聞かせたりしていました。(これも、参加者は聞いているだけ)。

コーチ・トゥエンティワンでも何回か、アメリカのコーチを迎えて
「ゲストコーチ・ブリッジ」というのを行いました。
講師は、アメリカから参加、受講者は日本から参加です。

電話での講義を体験するのは、とてもエキサイティングなものです。
1時間、そのコーチから専門的な知識を学ぶ。
日本にいながら、海外留学しているようなもの。
それも電話料金は国内料金のみ・・・。
このプログラムは人気が高く、すぐに定員に達します。
今年も9月末から始まります。
今までは、CTPの受講生に参加を限っていましたが、
今回からは一般の方にも参加をオープンにしていますので、
ぜひ、体験していただきたいと思います。

CTPが始まって7年経ちます。
ブリッジは私たちにとって、日常的なツールとなりましたが、
先日、あるシステム会社の方とブリッジの話になり、
「それは、テレビ会議のようなものですか?」と聞かれました。

日本では電話会議を使って勉強する構造が浸透するのに、
もう少し時間が必要なのだなとしみじみ思うとともに、
その素晴らしさについてお伝えする機会をもっと多く提供したいと、
燃えるこのごろです。

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