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質問のもつ力

質問のもつ力 | Hello, Coaching!
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コーチは効果的な質問を創り出す。クライアントはその質問に答える。
その過程で、世界の見え方が変わる。

そこにコーチングの価値があります。

数学は、問題を解くよりも問題をつくる方が難しい、
という話を聞いたことがあります。

素数、完全数、虚数、友愛数。こういうものを見つけ出した人は、
数式や数字について、長い間問われてきたこと、
また、自分で疑問に思っていたこと、その答えを探している過程で発見したり、
思いついたりしたのかもしれません。

この瞬間も、答えを探している人たちがいるんでしょうね。

何も数学に限ったことではなく、
日々の仕事、コミュニケーションの取り方、自分自身について、
すでにあたりまえのように思っている事柄も、
もし視点を変え、世界を違ったところから見ることができれば、
そこに変化や改善の可能性が広がります。

たとえばコミュニケーションですが、
私たちは、コミュニケーションが交わされているという前提で
コミュニケーションを問題にする傾向があります。

しかし、本当にコミュニケーションは交わされているのでしょうか?

実はコミュニケーションと言いながら、
家庭でも会社でも、力のある人が一方的に指示命令をしているだけで、
そこには双方向性がない場合もあるわけです。

当然の前提に対しても、質問されることで初めてそこに目が向き、
そこから、解決の糸口が見つかることはよくあります。

おそらく問題が問題なのは、
「何が問題なのか、それに気がついていないこと」にあります。
「知らないことを知らない」のですから、知りようがありません。

質問されて初めて、それを知らないと自覚でき、
自覚して初めて、行動の変化を試みるようになります。
自覚がなければ、行動は変わらない。

得てして、自分の態度や行動、コミュニケーションが
周囲にどのような影響を与えているか、あまり自覚がないものなのです。

人が自分のもてる能力に気づき、それを発揮できるようになるのは、
ひとつの問題を、いろいろな角度から観察することができるようになるときです。

すでにわかっているつもりになっているようなことであっても、
新たな視点から見ることができるようになると、そこには、新たな発見があるものです。

しかし、自分の意志だけで、自由に視点を動かすことができるのかというと、
それはなかなか難しい。

それができる人もいるのかもしれません。
しかし、そこにコーチの視点をもち込むことによって、
少なくとも複数の視点で、ひとつの問題を観察できるようになります。
問題を解決するのではありません。

そこに質問をもち込み、それに答えようとするときに、
初めてこれまでと違うものの見方を経験するのです。

違った視点をもつことは、行動を起こし、行動を変える起因となります。

地面ばかりを見ていては、星を見ることはできない。
たとえ、空に星があっても、そこに目を向けなければ、星はないに等しい。
金貨が落ちていても、そこに目を向けなければ、それを拾えない。

「一番最後に星を見たのはいつですか?」
「あなたの隣の席の人は、昨日どんな服装でしたか?」
「今、何が見えていますか?」

私がコーチングをしていてする質問は、いまこの瞬間に見えているもの、
聞こえていること、考えていること、思っていること。

今、何が起こっているかに焦点を当てた質問をします。
そうすることで、ものごとを具体的にとらえられるようになります。

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