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コーチがいるということ

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私はこれまで、コーチと会話することで自分の内側の地図をつくり、その地図を現実に適応させるための修正と再修正を繰り返してきました。それをコンスタントに続けることで、自分自身の可能性を広げてきたように思います。

最近感じるのは、この10年ずっとコーチをつけてきたことで、自分自身のパフォーマンスは思った以上に上がっているということです。

また、ものごとを決断するときに、実際にコーチと話さないとしても、自分ひとりの考え方にこだわらず、他の視点からも見て、冷静になったところで決断するようになっています。

自分のビジョンや価値観、強みと弱み、ハイパフォーマンスパターン、自分の枠などをテーマにコーチングを受け、自分自身について認識が深まるほど、未来の予測を今まで以上に可能にしているのです。

コーチングのおもしろさは、定期的に交わす会話を通して、今自分が何を思っているのかを振り返り、未来に向けて何をしようとしているのかを手の平に広げてみる、その機会をもてることにあります。

人は、自分の思っていることを行動に移します。自分の思っていること以上のことはできません。

問題なのは、今自分が何を思っているかに気づかぬまま、行動を起こしてしまっていることが多々あることです。

コーチとの会話は、そこで話されていることはもちろんのこと、その話から連想されて、初めて自分の「思い」というものに気づく機会をもたらしてくれます。今自分の思っていることが発見されるのです。

自分の思っていることに気がつくと、現実認識もまた深まります。現実を認識するためにはまず、自分と周りとの違いを知るのが最初ですから。

例えば海外で仕事をするとき、その国の人について理解するのは大事なことです。しかし、それ以前に自分自身について知っていることです。違いがはっきりして、はじめて相手を理解できるようになるからです。

コーチングにおいては、目標の設定や目標の管理だけではなく、目標に向けて使えるリソースの棚卸しが平行して行われます。

私のコーチは、自分自身についての認識を深めるプロセスに十分な時間をかけています。

それから、普段の会話で、人の話を前よりも「おもしろく」聞けるようになってきました。

もともと私は、気持ちの急いでいるところがあって、人の話を「おもろしろい」つまらない」と簡単に切り分けてきたところがありました。 しかし、それは単に人の話がつまらないのではなく、人の話を「おもしろく聞く」能力に乏しかったからで、それに気づいてからは、人の話をおもしろく聞くための工夫を始めました。

普通に聞いていると、おもしろい話、つまらない話に分けてしまいます。ですから、話されていることに注意を向け、ひとつの単語や、文脈、それらについてもう少し詳しく話してもらったり、その周辺について、他の登場人物について、状況とか、時には歴史について、質問をします。それを繰り返していると、話は突然おもしろくなるのです。相手も「おもしろいですか?」と嬉しそうです。

私のコーチは、私の話をおもしろく聞いてくれました。その経験は、私の人生そのものを豊かにしましたし、過去や現在を、新しいものに変えてくれたと思います。

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