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ちょっとお時間いただけますか?

ちょっとお時間いただけますか? | Hello, Coaching!
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「ちょっとお時間いただけますか?」

スタッフ数名のチームを任され、仕事をし始めた頃、
このセリフを聞きました。
今思い出しても冷や水を浴びせられた気分になります。

この言葉の中には、
「今まで我慢していましたが、言う決心がつきましたので、
 伝えさせてください」
というニュアンスが込められており、
結局のところ、延々と話すことになりました。

そして、結論として、
「もう続けることは難しい」というとても残念なことになりました。

もう少し早く気づいていれば、
もう少し声をかけていれば、
もう少し注意を払っていれば、
もう少し明確に指示していれば、
と、後になって思うことは無限にあります。

でも、よく振り返ってみれば、チャンスはたくさんあったのに、
気づかないふりをしていた、というところに突き当たります。


コーチングは、1対1でじっくりと膝を突き合わせてするものでしょうか。

この答えは、イエスでもあり、ノーでもあります。

コーチングのセッションは、1対1で行うことが多いですが、
マネジメントの現場におけるコーチングは、ちょっとした会話、
それも一瞬の会話が機能します。

「その後、どう?」

「まず何から始める?」

「それで、どうするの?」

ときにはすれ違いざまに、ときには机にちょっと寄って。
あるいはミーティングの場で、このような会話が自然に行われ、
それによって、相手のパフォーマンスが上がることや
達成のスピードが上がること。

それが、職場におけるコーチング型マネジャーの目指す姿です。

今トレーニングを積んでいるマネジャーたちは、それでも、

「いきなり声かけることはできない」

「話す人は限られている」

「何から話したらいいかわからない」

と言います。

それは、何を話したらいいのかわからないのではなく、
話すための情報が足りないということなのです。
つまり、その人に関心を向けていないということです。

□ この人は、物事を言葉で理解するタイプか、体感的に知るタイプか?

□ 朝の通勤電車の中では、どんな本を読んでいるのか?

□ 仕事に取り組むときは、人と関わるほうが得意か、自分で考える方が得意か?

□ 休日は何をやっているのか?

□ だんごとシュークリームを目の前に並べたらどちらを選ぶか?

相手に関心を持つと、きりがありません。

コーチのコア・コンピテンシーには、
「クライアントと親密な信頼関係を築いている」という項目があります。

相手に関心を持って関わることは、
信頼関係を築くための前提となります。

このことにフォーカスされれば、
おのずと相手の日常の態度に意識は向けられますし、
会話もそこから生まれます。

「ちょっとお時間いただけますか?」
と言われる前に、十分に共有している時間がある。

それは、何もまとまった時間ということである必要はなく、
短いショットの連続で十分なのです。

※営利、非営利、イントラネットを問わず、本記事を許可なく複製、転用、販売など二次利用することを禁じます。転載、その他の利用のご希望がある場合は、編集部までお問い合わせください。

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