リーダーシップとは、リーダーという立場にある人だけに必要なものではありません。どんな役割、立場にある人にも、リーダーシップが求められます。優れたリーダーは、周囲とどのように関わり、どのように物事を推進しているのか。ワークに取り組みながら、コーチング型リーダーのコミュニケーションについて学ぶためのミニ講座です。
【コーチング型リクエスト】 第1回 コーチング型リーダーは、部下やチームに率直にリクエストする
2017年10月12日
リーダーシップミニ講座、シリーズ8のテーマは「リクエスト」です。
第1回 | コーチング型リーダーは、部下やチームに率直にリクエストする |
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第2回 | リクエストについて再考する |
第3回 | リクエストのタイミングとポイント |
第4回 | コーチング型リーダー、コーチング型マネージャーのリクエスト |
第5回 | 相手に合わせたリクエスト |
第1回 コーチング型リーダーは、部下やチームに率直にリクエストする
部下やチームに対して、あなたはよくリクエストするほうでしょうか、それともあまりリクエストはしないほうでしょうか。
「リクエスト」に対して、するのもされるのも怖い、もしくは面倒なものだ、というイメージを持つ人は意外に多いようです。その結果、部下やチームに対してリクエストすることをためらったり、ストレートなリクエストの代わりに遠回しなコミュニケーションをしてしまう、ということも少なくありません。
一方、コーチング型リーダーは、必要に応じて、率直にリクエストします。
なぜなら彼らは、「リクエスト」を通して、
- 相手が限界を超えて能力を発揮すること
- 相手が思考範囲を広げること
- 相手がスキルを伸ばし、成長していくこと
をサポートできると知っているからです。
つまり、相手の「可能性」や「成長」を引き出すこと、そして、相手に「挑戦」させることを目的に、コーチング型リーダーはリクエストをします。
今回は、そうした「コーチング型リクエスト」の特徴、方法について全4回で紹介していきます。
「コーチング型リクエスト」のアセスメント
まずは、あなた自身のリクエストスキルを棚卸ししてみましょう。
以下に挙げるのは、「コーチング型リクエスト」の特徴です。現在のあなたに当てはまるもの、そして、当てはまらないのはそれぞれどのような点でしょうか。チェックしてみてください。
□ リクエストが、部下やチームにもたらす効果やメリットについて理解している
□ 自分の要求に応じさせるためでなく、相手やチームの成功や成長のためにリクエストしている
□ 必要に応じて、ストレートにリクエストすることができる
□ 相手にはリクエストを断る権利があることを尊重している
□ 指示や命令と混同したリクエストをすることはない
□ リクエストの内容は、挑戦を必要とするものの、相手なら実現可能だと心から信じている内容である(決して無茶ぶりはしない)
□ 相手のタイプに応じて、効果的なリクエストの仕方をしている
□ 自分がリクエストするだけでなく、相手にもリクエストさせている
□ チーム内に、成長につながるリクエストをしあえる雰囲気をつくりだしている
コーチング型リクエストを身につけるためのミニワーク
上記のアセスメントで、チェックがつかなかった項目から1つ選び、1週間、それを意識してリクエストを実行してみましょう。
1週間経ったら、振り返りを行います(できれば、部下や同僚からフィードバックをもらいましょう)。その項目内容が身についていたら、次に身につけたい項目に移りましょう。
もし、まだ身についていないと思うときは、「どうしたら身につけることができるか、実践できるか」についてコーチングを受けたり、メンターからアドバイスをもらったりして、引き続き取り組んでみてください。
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