リーダーシップミニ講座

リーダーシップとは、リーダーという立場にある人だけに必要なものではありません。どんな役割、立場にある人にも、リーダーシップが求められます。優れたリーダーは、周囲とどのように関わり、どのように物事を推進しているのか。ワークに取り組みながら、コーチング型リーダーのコミュニケーションについて学ぶためのミニ講座です。


【質問力で可能性をひらく】 第1回 質問は自立的思考のプロセスを促す

【質問力で可能性をひらく】 第1回 質問は自立的思考のプロセスを促す
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リーダーシップミニ講座、シリーズ3のテーマは「質問力」です。

第1回 質問は自立的思考のプロセスを促す
第2回 スキルだけ学んでも質問力は磨かれない
第3回 コーチング型リーダーの質問モデル

第1回 質問は自立的思考のプロセスを促す

昔に比べ、企業も個人も、より高レベルの成果を要求されるようになってきています。そのようなビジネス環境において、コーチングマネジメントは、次のことを実現します。

  • 創造性を探り、行動を設計することを可能にする
  • 既存の問題や課題の答えを発見するための機会をもたらす
  • 自己発見の機会をもたらす
  • より柔軟な思考、より深いコミットメント、そしてより高い創造性を育む
  • 既存の思考パターン、考えや可能性を制限している障害物を排除し、人の能力とビジョンを広げる

こうしたプロセスの中で、「質問」は、可能性とさらなる成功に向けての思考を促す役割を担っています。

優れたリーダーは、無条件の関心や探究心からくる「質問」を活用して、周りの人の能力を最大限に発揮させています。なぜなら彼らは、部下が思考を深め、関心を広げることの意義を充分に理解しているからです。

部下に答えを教える代わりに、効果的な質問をすれば、職場に学ぶ雰囲気が生まれ、部下は生産的に思考を働かせるようになります。また、質問によって、自力で答えを見出すことができるようになります。そしてその結果、自らが学習したことや、その結果として生じたことへの責任を深めます。

すなわち、質問は自立的思考のプロセスを促すのです。

ここから3回にわたり、効果的な質問のポイントを学びますが、まず最初に、質問の源泉となる、あなたの現在のスタンスについて振り返ってみましょう。

質問力を磨くミニワーク

チェックテスト「リーダーのスタンス」

まずは、あなたの現在のスタンスに最も近いと思うところにチェックマーク(✓)をつけてください。

できれば、周囲から5人の人を選び、あなたのスタンスの現状について意見をもらってください。

あなたはどんなことに気づきましたか?

どんな変化、もしくは強化を実現したいと思いますか?


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