リーダーシップミニ講座

リーダーシップとは、リーダーという立場にある人だけに備わっているわけではありません。どんな立場にある人でも、リーダーシップを発揮することが可能です。優れたリーダーは、周囲とどのように関わり、どのように物事を推進しているのか。ワークに取り組みながら、リーダーシップについて学ぶためのミニ講座です。


信頼関係を築くための4つの取り組み #2 誠実さを心がける

信頼関係を築くための4つの取り組み #2 誠実さを心がける

リーダーシップミニ講座、最初のシリーズのテーマは「信頼関係を築く」(全5回)です。

#0 はじめに
#1 心からの気遣いを示す
#2 誠実さを心がける
#3 公平に接する
#4 「クリエイティビティを発揮する自由」と「リスクをとる自由」を与える


#2 誠実さを心がける

リーダーがメンバーに対して常に誠実でいることは、信頼を得、良好な人間関係を構築することにつながります。

誠実さには、次の4つの領域があります。

・率直に話すこと
・約束を守ること
・自らモデルとなること
・自分の務めを果たすこと

上記のうち、どれかひとつでも欠けると、リーダーに対する信頼感が低下する可能性があります。

1. 率直に話す

リーダーは、「黙っている」ということを選択できます。しかし、「話す」ことを選択するならば、率直に話すことが大切です。

嘘を言っても、いずれ発覚します。その上、その行為は信頼と相手との関係性を損なうことにもなります。

率直に話すとは、「わからないときには、わからないと言う」ことであり、「自分ができないときは、できないと言う」ことです。

また、チーム全体と共有すべき情報を共有することを意味します。

2. 約束を守る

リーダーとして信頼を得るためには、約束をしたときは常にその約束を守らなくてはならないこと、そして、不可抗力、または何らかの理由によって約束を守れなかった場合は、その説明をする必要があるということを覚えておかなくてはなりません。

チームとの関わりをうまく築き、成功しているリーダーは、チームやチームメンバーと具体的な約束をし、それを実行しています。そして、彼らは果たせる見込みのない取り決めはしないよう気をつけています。

もし、約束したことを守れなければ、メンバーのあなたに対する信頼は薄くなり、あなたとの約束は守られないものだと思われるようになります。結果として、信頼関係を維持できる相手が少なくなるでしょう。

ですから、リーダーは、自分がリーダーとしてメンバーとどんな取り決めをしようとしているのかを自覚し、一度約束したのであれば、その約束を守る必要があります。

3. 自らモデルとなる

信頼を築くリーダーは、チームメンバーに対し、自分自身に要求する以上のことは要求しません。チームの仕事にコミットし、その仕事に一緒に関わり、他のメンバーにもコミットするように求めます。

これらはすべて「リーダーはモデルである」という考え方に基づきます。

4. 自分の務めを果たす

リーダーが信頼を獲得するには、メンバーの仕事ぶりを眺めて導くだけ、というわけにはいきません。

リーダーは、自分の仕事をただ「実行する」だけでなく、それを「的確にこなす」ことが求められます。

リーダーは、チームが必要としていることを実践し、チームに、より一層の努力が求められているときには、率先して取り組むことが求められます。

リーダーが自らの責任と専門性を確実に果たさなかったり、そのための努力しなかったり、全力を投じなかったりすると、リーダーの能力や誠実さについて、チームは常に疑いの目で見るようになります。そして、優れたコミュニケーションに必要な深い関係性や、人をやる気にさせるリーダーシップは失われることになります。

信頼関係を強化するミニワーク

自らモデルとなる
あなたは、チームのどのようなモデルになりますか?

モデルとして、今後特に意識したいことをひとつ決め、言語化し、書き出してみましょう。そして、一日の始まり、お昼休み、一日の終わりなどのタイミングで、それを見るようにしましょう。


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