リーダーシップミニ講座

リーダーシップとは、リーダーという立場にある人だけに必要なものではありません。どんな役割、立場にある人にも、リーダーシップが求められます。優れたリーダーは、周囲とどのように関わり、どのように物事を推進しているのか。ワークに取り組みながら、コーチ型リーダーのコミュニケーションについて学ぶためのミニ講座です。


アクノレッジメントで活気と成長を生み出す 第4回 アクノレッジメントのバリエーションを持つ

アクノレッジメントで活気と成長を生み出す 第4回 アクノレッジメントのバリエーションを持つ

リーダーシップミニ講座、シリーズ7のテーマは「アクノレッジメント」です。

第1回 はじめに
第2回 まず相手の「存在」をアクノレッジする
第3回 相手の「成果」「行動」「成長」をアクノレッジする
第4回 アクノレッジメントのバリエーションを持つ
第5回 アクノレッジメントの文化を築く

第4回 アクノレッジメントのバリエーションを持つ

効果的に、そして、継続してアクノレッジするためには、アクノレッジメントのバリエーションが必要です。また、バリエーションを持つことで、視点が増え、アクノレッジするチャンスを逃さずつかむこともできるようになります。

実際に、コーチ型リーダーはさまざまな方法でアクノレッジメントを行います。

先の「存在承認」「行動承認」「成果承認」「成長承認」も、切り口という点で、アクレッジメントのバリエーションの1つと言えるでしょう。

ここでは、「伝え方」のバリエーションを増やしていきましょう。

アクノレッジメントの種類(伝えるときの3つの立場)

アクノレッジメントを伝えるときには、次の3つの立場があります。それぞれ与える印象や効果が違います。コーチ型リーダーは、伝える相手や状況に応じて、最も効果的なメッセージを選び、アクノレッジします。

YOUメッセージ

「あなたは○○だね」という伝え方です。

例:
「目標を達成しましたね」
「最後までやり通しましたね」

これは私たちが比較的よく使うメッセージなので、最も使いやすいと言えるでしょう。ただ、評価のように伝わると相手によっては受け取りにくくなることがあるので注意が必要です。

Iメッセージ

「あなたが、○○したことは、私にこんな影響を与えている」という伝え方です。

例:
「君のプレゼンは、僕をやる気にさせました」
「あなたが最後までやり通して、私は勇気づけられました」

YOUメッセージと違い、伝える側にとっての事実をそのまま伝えるので、相手が受け取りやすいメッセージと言えるでしょう。

WEメッセージ

「あなたが、○○したことは、私たちにこんな影響を与えている」という伝え方です。

例:
「君の発言で、チームの士気が上がったよ」
「あなたが最後までやり通したことが、チームを勢いづけました」

これは相手との距離をぐっと近づける高度なメッセージです。

さて、あなたは普段、どのメッセージを使うことが多いでしょうか。生産性の高いチームにおいては、これら3つのメッセージすべてが必要であり、必ずどこかでこれらを使う場面があります。目の前の相手に今、最も機能するのはどのアクノレッジメントなのかを見極めて、アクノレッジメントを伝えるようにしましょう。

真のアクノレッジメントを実践するためのミニワーク

I, YOU, WEメッセージを使い分ける

1週間、メンバーやチームをよく観察し、タイムリーに、そして、その状況や相手に最も効果的と思われるメッセージでアクノレッジしてみましょう。

そして、取り組む中で、どんな気づきや課題があったかを書き出し、スキルアップテーマとして取り組みましょう。


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アクノレッジメント(L-S7)

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