部下などに対するコーチングの実践やセルフコーチングに使えるさまざまなツールを紹介するコーナーです。ツールをうまく使いこなして、コーチングをレベルアップさせましょう。
うまくいく目標設定(2) ゴールはアクションプランとセットで設定
2018年08月16日
(1) | 日々のゴールを設定しよう |
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(2) | ゴールはアクションプランとセットで設定 |
(3) | 最高の目標設定をするために試してほしい2つのこと |
「目標を設定すると、ひと仕事終えた気分になってしまう」
「日々のいそがしさの中で、ついつい目標自体を忘れてしまう」
「ゴールまでの道のりが長く、気力が続かない」
そういう方にぜひ試してほしいのは、目標を設定する時に、具体的なアクションプランも一緒に決めてしまうこと。目標に対してとるべき行動を明確にすることには、次のようなメリットがあります。
ワークシート:「今後90日間の目標トップ10」 (Test.jp 内「コーチヴィル」より)
すぐに動き出すことができる
最初の一歩が決まっていると、目標を設定した後、動きを止めずに走り出すことができます。
ゴール(未来)と自分(現在)がつながる
日々の活動と目標のつながりが明確になると、常に目標を身近に感じることができます。また、自分が現在とっている行動の意義がはっきりしていると、目的と手段が入れ替わってしまうリスクや、作業をするだけで満足してしまうリスクを避けることもできます。
目標達成までの進捗が計測可能となり、やりがいや達成感を持つことができる
行動レベルの小さな成功体験を持つことで、やりがいや達成感を感じ、前進するためのエネルギーを得ることができます。また、実際に行動する中で、目標達成までのアクションプランや、時にはゴール自体を見直すこともできます。
このように、目標をアクションと一緒に設定することで、望ましい成果に向けて行動し続けること、そして、そこに到達する可能性やスピードを上げることができます。
さらに、目標とともに行動(アクションプラン)を設定する時には、「達成予定日(期限)」と「完了日(達成)」も記録できるようにしておくとより効果的です。
ワークシート:「ゴールの設定」 (Test.jp 内「コーチヴィル」より)
「達成予定日(期限)」の存在は、集中力とエネルギーのマネジメントを円滑にしてくれます。また、「完了日(達成)」を書き込むことで、明確な進捗と達成を感じることができ、完了感を持つことができます。
ゴール設定のポイントを最後にもう一つ。
二つのワークシートに共通している通り、1つひとつのゴールとアクションを個別に扱うのではなく、全体感を持って扱うこと、そして、優先順位をつけておくことで、ムリ・ムラ・ムダを回避し、適切なエネルギー配分、時間配分、リソースの配分を実現することができます。
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